それぞれの近況

この話は気持ちのいい話では無いので気分を害す恐れがありますので、楽しさ等を期待している方は他のHPに行くことを強くおすすめします。高校の卒業式を終えてもう一年。この一年で僕は随分変わった気になってますが、それは周りの世界や人も同じ時間を過ごしてるわけで知ってしまうと少しだけ考え込んでしまうのです。高校の時、特別に仲良かったわけでは無いけど仲良かったいわゆる「おトモダチ」。そんな子の一人が首を吊ったそうです。そのことを教えてくれた友人はその子とも仲がよく、笑いながらもどこか影のある顔で語ってくれました。自殺を絶対的な悪だと断定するには少し遅すぎて、肯定するには幼くて幼くて。死ぬことを彼が選んだのなら、終わらすことを彼が選んだのなら、止めることもできなかっただろうし、止めもせず、僕は死なれたら嫌だと伝えることしかできなかったかなと思う。十九年間僕も生きていて、死のうかなと思ったことなんて一度や二度ではなくあったわけで、それでも最後に生きることを選んだことで存在してる今があることを感謝しているし、嬉しいです。
生きることに用意されてる意味は無くて、どこか価値観という色メガネをかけて、自分で思い込むものしか存在しないと僕はおもってます。それはつまり生きなくても良いともつながるわけで、彼がこの先を生きないことを選んだことと今まで彼が生きていた事くらいは彼の為で無く、自分の為に覚えていこうと思います。今は話せない彼は確実にこの世界で笑って泣いて怒って哀しんで、ここにいた。ありがとう、またね