PK新聞4・21版

本日未明、γ次元にて数名のプレイヤーが市街に1Gを山程撒いてサーバーに
負荷を与えてシステムに支障を起こし、多くのプレイヤー&ネクソン社員に
迷惑を被らせるという極めて悪質なテロが発生した。
これに対してネクソンでは即座に問題に対応し、緊急メンテナンスを
行うことで問題の緩和を図った。
これが功を奏しテロ行為は大きな影響を及ぼさなかったが
これからも同様の事件が起こらないとも限らない為、
今後のネクソンの対策に関心が集まっている。

「この問題の根底には最近γ次元でγPKやδPKにより頻繁に
行われているMPK&1G置き封鎖があるんですよ。」
と語るのはエランシアに詳しいジャーナリスト。
「当然1G等を使って一部のマップを封鎖したりするのは
迷惑行為なわけで確実にPK達に非がありますね、
しかしPK達の行為がハラスメント行為であるとまでは
理論立てして抗議できない被害者達が目をつけたのが
1G置きだったというわけです。」

コルノシス大学文化人類学部で主に
ネットワークゲームにおける
大衆心理」
を研究している安西教授によると

「この問題の根底にあるのは確かにMPKや封鎖という迷惑行為でしょう。
しかしながら我々が見失ってはならないのは『人に殴られた人は復讐の為
でも無関係な他の人に危害を与えることが許されるのか』という極単純な
お話です、当然ですがこれは私達の社会では許されていません。」
「なぜならば確かにMPK等の被害者の心中は察しますが、それとその被害者が
他の人や会社に危害を加えるのは別の問題なのだからです。
しかも被害者の多くもこのテロでは心からは満たされてはいないでしょう、
なぜなら真にMPK被害者が満たされるには加害者、つまりPKに対して
危害を加えられたのに相当する賠償か厳罰を与えることでしか満たされない
からなのです。」


ここで本誌は被害者の皆様とその他の多くのプレイヤーに
提案をいたします、どうしたら多くの人が気持ちよく快適に
エランシアを楽しむことができるのか。
その為に数多くの問題を解決しなければならないのですが
まずはMPKによる封鎖、被害の縮小&加害者に対する報復的措置
の実施を決行することを本誌は皆様に提案いたします。
以上の目的を達する為にいくつかの行動を皆さんにお願いします。

  • MPKをする(又はした)キャラが近くに居たら警戒をする
  • 彼らをサポートすることは一切しない
  • 彼らが死んだ時、彼らの遺品に1Gを置き、彼らの来る道を封鎖する
  • 彼らに話しかけられても無視をする
  • 彼らが戦闘可能地域(δや訓練所)にいるときは迷わず転送
  • 彼らがイベントに参加しようとしていたら参加を拒否する
  • 自分が被害者になったら情報板に解り易く迅速に記事を書き救援をつのる
  • 被害者の記事を見つけたら迅速に救援に向かう
  • 1Gを置いて封鎖していたりするキャラのSSを確保してネクソンに報告


一人一人の力が迷惑者を追い出し、楽しいエラが作れます。
本誌は皆様の暖かいご声援とご協力をお待ちしております。


PK新聞



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