メール問題進展

民主党の独自調査によって黒塗り部分の送信者、受信者共に
情報提供者のモノであることが判明したそうです。
そしてそれを受けて民主党は関係者"オールスター"での謝罪会見をして
今回の問題を乗り切ろうとする方針らしいです。


・・・・解っていないようですね。
確かに誰にもやめる義務は無いので、誰かがやめる絶対性はないのです。
しかしながら、今回民主党はその不確かな根拠によって国会で被疑者を追及しただけ
ならまだしも、私人にも攻撃の手を広げ執行部丸ごとがそれをかばって
マスコミを通じて国民に自身の正当性を訴え続けたわけです。


国民がこれをどうとらえるか。
簡単に言えば「嘘つき」です。


国会議員とは国民の信頼の元に国の為に奉仕する職業です。
その国会議員が不確かな根拠で人権を侵害する行為を行ない、
それに対して開き直りとも取れる発言を再三繰り返した後に、
これも再三指摘されていた根拠の不確かさが明らかになって
やっと謝るかと思えば、騙したジャーナリストが悪い。
これでは誰も納得なんかしませんよ、


騙されたことに関して言えば、確かに民主党が一方的に悪いのではないですね。
しかし、そのメールが公開されれば大きく私人の権利を侵害するというのに、
その根拠を確かめる最低限の義務を怠った事に関しては民主党が悪い。
しかも、その後永田議員を含めてメールを擁護していた執行部などは
擁護してきた言葉の責任を取らなければならないのですよ。


今ここで誰も辞めずにこの問題を表面的に終わらせてしまっては
また第二第三の永田議員がでるかもしれませんし、世論は納得しません。
一部の責任を問われるべき民主党の議員が辞めないことで、
民主党の議員や党の信頼は確実に低下します。


騙されたことに関してはご愁傷様ですが、もっと先を見据えて冷静な
対処を民主党にはお願いしたいところです。
今回のミスの処理のしかたを間違ったら民主党にはもう復活の目はありません。


辞めないなら辞めないでそれに変わる具体的な責任の取り方を示さないと。
今のまま民主党が突き進んだら民主党が負う責任は世論からの信頼の圧倒的低下です。
それって政党、政治家には致命的であるってことをもっと自覚してください。


執行部の愚策のおかげで日本の有能な政治家の将来が閉ざされるのはもの凄く許せません。