嫌韓流2

話題の嫌韓流2が2/22に発売されました。
早速入手して読んでみましたが、これが中身が酷い酷い。
いっくらまっとうな指摘があっても、印象操作やありえない論理を
使っての韓国批判は韓国がどうとかいう以前の問題です。
たとえば

第二章世界で嫌われる韓国人より


A「忘れてはならないのが1991年のロス暴動ね、」

B「それは確かアメリカで起きた黒人による暴動事件だよな、
 韓国人は関係ないだろ!」

C「ロス市警の白人警官がスピード違反を犯した黒人のロドニーキングに
 暴行を加えて裁判の結果その白人警官が無罪になったことで黒人が
 怒って暴動になったんだよね?Bのいうとおり韓国人には関係無さそうだけど」

A「暴徒化した黒人達が襲撃したのが韓国系のお店でも?」

一同「ええ、どうして!」

A「さっきCさんが言ったことはあくまでも暴動勃発の引き金にしか過ぎないわ」

A「事件の背景には人種差別問題をはじめとする人種間の軋轢が当然あったんだけど」

A「黒人ともっとも確執があったのは韓国人なのよ!!」

B「どうして韓国人と黒人で確執があるんだよ!?」

A「韓国人は自らを過剰に優秀な民族だと思い込んでいて他の民族を侮辱するのよね」

D「ああ確かに・・・・・何故優秀だと思い込んでいるのかその根拠を私は知らないんだけど」
(ここで韓国系のお店の店員が万引きしようとした少女を射殺した事例の紹介が入る)

E「韓国人の店が主な標的となったこの『ロス暴動』に加わったのは
 実は黒人だけではない」
C「・・・・といいますと?」
E「逮捕者約一万人の比率構成をみるとそのことがわかる」
(黒人42%ヒスパニック系44%白人9%その他2%)
A「ヒスパニック系が多いことこからもロス全体の
 騒ぎだったってことかしらね」
E「この事件によって韓国人が他の民族と共存できないことがあらためて
 浮き彫りになったといえるな」

なんでいえるんですか・・・・いえませんよ。
暴動を起こしたのは黒人、きっかけを作ったのは白人、
「よっし普段からむかついてたしあの韓国人の店襲おうぜ!」
共存状態を壊したのは韓国人じゃ無いですよ。
韓国人がきっかけを作って追い出されたならともかく八つ当たりじゃないですか。
それが普段の行動のせいであっても生活を営んでいけてた以上共存できてたって
ことじゃないですか、それを崩したのは韓国人ではありません。
むしろこの事件からは黒人との共存が危険であるという教訓を
引き出したほうが妥当なんじゃないですか?
白人や、社会に文句があるなら暴動なんかせずにもっと真面目にやればいいのに。
境遇には理解を示しますが行動には同調できませんね。


主にこの作者は韓国人を韓国人としてカテゴライズして全体的にとらえており、
数名の韓国人の悪行を全体的にとらえたり、個別の人を見ずに意見を展開していますが

「韓国人は自らを過剰に優秀な民族だと思い込んでいて他の民族を侮辱するのよね」

この一文こそが民族を侮辱する言葉である自己矛盾に気付いて欲しいです。
韓国人に悪いところがあるのも確かでしょう、しかし指摘するなら妥当な論理と
正しい手段での指摘をして欲しいです。


僕は主張的には右サイドにレッテルされる人間らしいですが
同じサイドに属されるとされる方でも論理的でない人は嫌いです。


kazuyaZRCは嫌韓流の作者を応援していません。