春ですね

kazuyazrc2006-04-06


春休み最後の日ということでちょっとお出かけしてきました。
お昼頃にお出掛けして、まずは一風堂でラーメンを食べ、
四条通りをてこてこ八坂神社まで。
途中に共産党の志井委員長さんが演説にくるという看板を発見したので
密かにチェック。


八坂神社は平日にもかかわらず、かなり沢山の人がいて沢山の屋台が出てました。
桜も七分咲き位でかなり見ごたえのある時期でした、はい。


そして円山公園を抜けて清水寺へ、こちらも人が凄かったです。
途中の三年坂で1つ面白いやり取りに遭遇。

店員     「いらっしゃい〜店の中の物なんでも1050円だよ〜!」
外人観光客 「What?」
店員     「Everything 1050円!」
外人     「OH 1050?」
もう1人の外人「Wait,It's made in China. It's very cheap.」
(それ中国で作られてる安物よ?)
店員     「・・・・・・(^^;)」

外人さんもよくわかってるんですね、ちょっと感心してしまいました。


清水寺は桜が4分咲き程度でまだまだこれからな感じでしたが
ミズキがキレイに咲いていて桜よりもキレイで堪能しました。


そしてそのまま帰路に着き、途中志井さんの話だけ見ていこうと演説会場の交差点へ。
今、京都では京都府知事選挙の真っ最中でして共産党の応援する知事候補の
応援演説に駆けつける予定だったらしいのですが、会場に行って見ると
志井さん本人は急用でこられなくなったとのことでやる気喪失。
一応演説会を聞いてきましたけど随分と期待はずれでした。

1人目:子育て主婦代表の何々市のなんとかさん。
子どもが一歳までは病院が無料だった、拡充されて三歳まで無料になった。
三歳過ぎて病院に行ったらお金を請求された。
病院にいくときは毎日一万円札を財布に入れていかなければいけなくなった。
子どものうちはもっと医療費負担を減らして庶民に安心できる暮らしにしてほしい。
他にも小学生の子どもが学校の勉強についていけないから塾にいきたいと言い出した。
先生に教われないの?と聞いたら急がしそうで声がかけれない・・。との返答がきた。
先生にももっと時間に余裕を作ってもらってゆとりある学校にして欲しい。

例え子どものうちだけでも、医療費がただになるならとてもありがたいですよね。
でもその分の費用って言うのはどこからしっかり取ってるお金が使われるんですよ。
子育て世代のみなさんは、それで万々歳かもしれませんけど、
僕には身勝手な話にしか聞こえません。
両親に医療費を払う財力がなく、医者にいけないならば全力で保護するべきでしょうが
「お金はあるけどそんなにかけたくない」←これじゃぁね・・・。
必要だというなら客観的論証もして必要性を訴えて欲しかった。

二人目:狂言師、演出家の何々さん
私の職業は太郎冠者です、太郎冠者の私が何故このようなことをしてるかと
申しますと、私は見ていただけばわかるとおり年をとっています。
過去には戦争に兵隊として行った経験もあります。
その経験からあんな戦争は起こしてはいけないんだという思いが強いです。
昔は大学生は出兵を免れていたんですが、戦争も末期になると文化系の学生は
学徒動員されて、兵隊として送られたわけです。
私の母は町内会の割りにいいポストにいたわけですが、
町内会で私を送別してくれる会を開いてくれた時に他の大人は
「立派に死んで来い」なんていうんですけどね。
当時は軍歌というものがありまして「父が夢に立ち 死んで帰って来い」
なんて歌詞が流行らされていた時代だったんです。
天皇陛下とか言う人の為に戦えって教育されるわけです。
そんな中その会の最後に女の人の声で「まーちゃん死なんと帰って来てや」
なんていわれたわけです。これがうちの母の声だったわけですが、
こんなことを当時いったら非国民!といわれ、疎外されてしまうのに
この言葉に泣くまいと思ってた私も泣いてしまい、「生きて帰ってこよう」と
決心してなんとか、生きて帰ってきました。
この時に母の力というかを凄く感じました、今日本に必要なのはこの暖かい母の力
ではないでしょうか、○○さん(候補者)は母の中の母です!
今国会では憲法改悪の話が進んでいます、これは酷い悪巧みです。
戦争ってのはみなさん人を殺しにいくんですよ、1人殺したら重罪ですが
それを集団でやろうっていうんですから・・・・。
みなさん平和な日本を守る為に○○さんに是非一票を!

経験に関しては言うべきことはなく、感慨深く聞かせてもらいました。
しかし、戦争に関しての認識は随分と僕とは違いますね。
殺しにいくだけの戦争もありますし、守りにいく戦争もあります。
戦争が全て絶対悪であり、行なわないと平和がくるというのは
極論過ぎるんじゃないかと思います。
戦争をしなくても独裁制を退かれて思うとおりにできずに、
ただ搾取されるだけの社会、反抗するものは殺される社会、
そんな社会が平和であると僕には到底思えません。
戦争は外交手段の最後の切り札の一つに過ぎず、確かに結果として
多くの人の命が奪われます、そのことは問題ですがそれで守られる平和も
あるんですよね、勿論ベストは戦争がなくて素敵な平和でしょうけど。
戦争反対・戦争しない、だけで平和が来るなんてナンセンスです。
平和が欲しいならもっと多面的に追求していくべきなんです。

三人目:共産党書記局長 現職参議院議員さん
対立候補批判、与党批判オンリー

批判も大事ですよ、でも多すぎるんだよ。
後国政の話を県政の場でしすぎるな。
日本をよりよくする話は国政、県をよりよくする話は県政。
勿論密接につながってることだから必要があれば取り上げるべきですが
県の知事を選ぶ選挙で与党や民主党の批判に終始するな。

四人目:候補者本人
気持ちオンリー

具体的な政策は一切なし。
一緒にやっていきましょう、今の政治は冷たい。
その問題点の指摘をどのように改善していくの?
それも見えずに綺麗な事だけいったって本当に実現できるの?
改善する為にはどこかを削らなきゃいけないわけだけどそれはどうするの?
借金が凄い凄いっていうけどあなた達の政策をしたほうがお金がかかりそうですよ。
これはこの候補者だけに限った話ではなく、共産党全般に言えることなんですが
話や、目指す政策は魅力的だったりするんですけど、
それを現実化に結びつけるプロセスまで描けて始めて説得力が出るんですね。
それもなく、夢だけ語ってもその人を信用というよりその話を信じる根拠が
欠片も見つけられません。
もちろん気持ちは大事です第一条件ですから、でもそれだけの人と
冷たくても一応は現実的にやってくれる人だったらどっちに投票した方が
安心できる社会になるでしょうか。
もうちょっと現実路線の苦しいところとも向き合って、夢を語って欲しいです。



そんな感じで演説会は不満な内容だったんですけど色々と考え事が
できたんで良しとして、夕食を軽くとって帰宅しました。
とっても疲れました。
明日から学校とまたバイトです。