選挙

先日行なわれた京都府知事選で例の演説を聞きに行った、
共産党の推した候補はやはり落選されました、しかも大差で。
やはり、政策を訴えるなら良いことだけ言うのではなくその現実的な
プロセスも示せないと説得力は得られないってことなんでしょうね。
戦争しないで軍事力のない平和な日本を作ります、景気を回復させます、
税金を減らします。
なるほど、一見これらはとても"良いこと"ですね。
でもその代償として他の場所に無理が出るからこそ、
今の政治家の多くがそれを実行しなかったり、できなかったりするんですよね。

軍事力を無くしてどのように日本の安全や国益を守っていくのか。
現在中国は日本の領海にある莫大な天然ガス資源を奪おうと必死です。
国の主権を侵す領海侵犯なんか毎日のように行なわれています。
北朝鮮は北朝鮮で小型船を使って日本の領海を無断で行き来し、
麻薬や偽札を運搬したりしています。
これらを軍事力以外の方法で牽制、規制できたらそれがベストです。
しかし歴史を顧みてこれらの国が今まで論理を重視し、
他国との前向きな交渉を重ねてきた国か、残念ながら答えはＮＯです。
交渉を時間稼ぎに自国の有利になるように立ち回って利用しているだけです。
実際に不法な行為があったときに取り締まる力が無くてはどれだけ正しくても
実行されないので効果はでませんし、被害はますばかりです。

これらをふまえてどのように軍事力の必要性があるとされる部分を
違う方法で対処していくのかを示せない以上、責任を持って
｢軍事力を無くして平和な日本を作る｣なんて主張するべきではないでしょうね。
したとしても信じてくれる人が多数派になることはないでしょう。

理想は大事です、とっても。
でも繰り返しになりますが現実も大事なんですよね。
両方を兼ね備えたバランス感覚のある政治家が増えることを期待したいです。