それはただの媒体です。
- 昔昔-
A「お前何石に絵なんか書いてんの?」
B「うわきめーwwww何花とかかいてんの」
C「言葉だけじゃすぐ消えるし伝わらないことがあるし、伝えられないこともあるだろ、
例えばこの花俺が想像したもので、俺の頭の中にしかなくて言葉で伝えようとしても
伝えられないけど絵に描けば伝えられるんだよ」
B「妄想乙」
A「現実みろよwww頭の中の世界にこもってるとか現実見えなくなって社会性なくなるぞ」
C「現実の植物みたり、現実の人に伝えたいと思うから石を使うんじゃないか、石は道具で
別に石の中に世界があるなんて思ってないんだけどなぁ」
- 昔-
親A「おい、本なんかばっか読んでると頭でっかちで頭の固い馬鹿になるぞ、外にでて遊べ」
親B「そうだよそうだよ、本の中の世界なんて虚構なんだからそんなものに夢中になるんじゃありません」
子「えー、でも本の中にある発想とかって柔軟性の賜物じゃない?それに本があるからいままで色々なことが
残って伝わってきたんでしょ?それに本の世界に夢中になるのは悪いことなの?」
親A「いいか、本の知識なんてのは実際の社会では役に立たないんだ、それがあたまでっかちになるってこと
なんだよ、正しいだけじゃ社会は生きていけないんだ」
親B「本の世界なんていうのは偽物なんだからね、そんなものに夢中になってるとその本に出てくる人みたいに
平気で人を殴ったり殺したりすることが当たり前だと思って危ないのよ」
子「でも、この人が人を殴ったりしてるのにも理由があって、その理由を説明してるよ?私はこの人が
人を殴ったような理由を抱いてなんかいないし、何も説明しないで殴るのはだめ!って教えられるよりも
よっぽど人を殴ることでどんな気持ちになるかとかがわかるよ」
親A「ああいえばこういう・・・これも本のせいだな」
- 今-
親「TVなんかニュースとドキュメンタリー以外は馬鹿の見るものだぞ?」
子「え、でも情報だけじゃなくて文化を知るにはバラエティやアニメも重要だし、人間の大切な一面だと思うよ」
親「お笑いやアニメなんてのは低俗なもので文化なんて呼べるものじゃない!」
子「お父さんだって本を好きで読むでしょ?その中にでてくる為になる言葉や発想の勉強って
アニメやバラエティにもあるし、実際人と向き合うときに色々な人の趣向を知るためにも
社会の人が興味を持ちやすいことを取り上げてる番組をみるのってのはいいことじゃない?」
親「TVやゲームばっか見てたりやってたら一部しか脳が動かなくて脳波がおかしくなって馬鹿になるんだよ」
子「一部しか脳が動かないってのは当たり前じゃない?使う部分しか体を動かさないのって普通でしょ、
歩くときに首を振りながら歩く必要なんかないよね、ちゃんと別のところで動かせばいいだけじゃん」
親「TVやアニメがでてくるようになってから犯罪も暗く陰湿に少年犯罪も増えたんだ、悪い影響があるんだ」
子「少年犯罪とか他の犯罪もそうだけどピークは戦後だし、そっからは減少傾向だよ昔は良かったってよく言うけど
三丁目の夕日の頃なんて今とは比べられないくらい犯罪多かったんだから」
親「数の問題じゃない、社会全体が陰湿になってるんだ」
子「そんな社会を作ったのって親父達の世代だろ?その責任をただの媒体であるTVや僕らの人間性にかぶせるのって
原因から逃げて人のせいにする凄く下劣な方法だよね、そんなことやってるからそんな印象を持つんだよ。
しってる?今でも犯罪する人の割合が一番多いの親父達の世代なんだよ?俺らの世代の犯罪率なんて親父の
世代に比べたら半分以下だし、内容だって道具こそ変わっても昔と大差ないんだよ」
親「お前には正しく社会が見れてない、お前をみてればTVがいかに危険かがわかる」
- 今-
親「インターネットは20才まで禁止します」
子「困るよー!調べ物したり、勉強したりするのに使うんだからー」
親「そんなの図書館で本見たりしてしなさい私たちが子供の頃はみんなそうしたのよ」
子「本で調べるのとインターネットで調べるのとでは全然違うよーいちいち探すの大変だしー」
親「簡単に出てくると覚えないものなの!辞書をちゃんと引けば覚えるのよ!」
子「でてくる意味が同じならその労力で覚えが変わるってなんか変だし、簡単に出てくることを
そもそも覚える必要ってあるの?その手段だけ知ってればすぐ調べられるんだよー」
親「楽をすることばっか覚えて・・・。私達が子供の頃は・・・・」