図書館⇒衰退?若者⇒読まない?

結論:1:図書館⇒衰退してない、むしろ最盛期。
   2:今の若者⇒昔より沢山読みます。


まず1から。
漫画喫茶って私設図書館ですよね?本によって、公費を受けずに稼ぎだけで運営し、
多数の利用者を出すことで広く文化的な活動をしているわけで、
図書館としての要件を十二分に果たしています。
そしてこれだけ多くの私設図書館が開館されている時代はないし、
これだけ多くの利用者がいる時代はたぶん有史以来はじめて。


勿論漫画喫茶だから漫画や雑誌に偏って文学作品や学術図書は殆ど見受けられないけれど、
それは公共図書館で賄えばいいし、よりニーズのあるものをそろえるのは当然の業務。
しかも利用者が利用しやすいように資料組織化している人はいわばそのまま司書さんですし、
検索システムは図書館の不便なシステムよりはとても優秀です。
そして利用時間に関しても融通が利き、利用者の利便性は公共図書館とは段違いです。


2でいえばいわゆる文だけの本という媒体に限れば少なくなってきているのかも知れませんが、
インターネット及び漫画及び各種メディアの中で沢山の文字に触れ、日々読解しているわけです。
アニメや漫画と本の伝えたいことの伝達率や、伝達したい物の質が違うのは理解できますが、
それはメディアの扱い方の違いであって、有用な物はいくらでもアニメや漫画からでも情報として
受け止めることができます。あくまでも文字なんてのは情報を伝達する手段な訳で、アニメや
漫画を否定するということは絵画や彫刻などの伝達手段や表現よりも文字が唯一無二に優れている
という論調と変わらず、ナンセンスですし、そもそも本を読まなくても僕らは日々文章に触れて
生活しているのです。逆にメディアが増え、情報の量も増えた現代において僕らがこなす文章の量は
かつての低度情報社会とは比べ物になりません。

ある一定の質を伝えられるメディアなら後は情報を受ける受け手の問題


この言説はどこでだれに主張しようと一切自由ですが、メディアに理解のない人には理解を得難いでしょう。
ご利用は計画的に^^