授業で

ちょっと常識というか考え方の発展を阻んでいた壁を破壊された。
こういうことがあるから大学は面白いんですよね。
この感動をお伝えできれば・・・、と思うんですけど
できるだけ簡単な言葉で伝えられるように努力してみます。

  • 刑罰の目的とする効果

まず、犯罪を犯した人に科す刑罰*1には大きく分けて、
二つの目指すべき目的と効果があります。
1つは一般予防効果、これは簡単に言えば抑止力による脅しです。
こーいうことするとこんな怖い罰があるんだぜ!?だからやんなよ?
これが一般予防効果です。
もう1つが特別予防効果、これは犯罪を既に犯してしまった人を
二度と犯罪を犯さないようにする為の効果のことです。
再教育による、精神的更生を目指すやり方や、肉体的にもう絶対できなくする
やり方なんてのもあるんですけど、要は再犯を防止する効果です。

例を挙げると昔のドイツなんかでは性犯罪者の性器を切り落とす、
なんていう恐ろしい特別予防も行なわれていたようです。
現在は最低限人権の概念との共存を図って、日本では残虐な刑罰は
禁止されているのでもっと違った意味での犯罪を二度とさせないような
刑罰を科すことでこの特別予防効果を出そうとしています。

  • 疑問点と今日の成果

この二つの効果どちらも日本の刑罰では大事だとされていて、
二つの効果を持った刑罰として各種の刑罰が行なわれているのですが、
僕は一般予防効果は刑罰の目的にする必要があるのか?ってことで悩んでいました。
なぜかというと犯罪の原因はそもそも別にあって、そっちを解決するのでなく
脅し的に押さえつけたところで原因が解決していない以上、
犯罪は起こる可能性が無くなる訳では無いので大事なのは、脅しなどで押さえつけて
予防することではなく、根本な原因の解決をしていくことだと思っていたわけです。



しかし、これを刑罰の効果から除外して特別予防を追及した刑罰をつくろうとすると
どこでこの根本的解決を目指せばいいのか、これで悩んでいたのですが、
それは社会政策、つまり政治や教育の課題として捉えて解決していくことが
最善であり、適切な手段であるんだと今日の授業を聞いていて考えました。

  • 今後の課題

これによって刑罰は特別予防を優先する刑罰にのみ特化すればいいという
持論をより追求することができそうなので凄く嬉しいです。
この問題を論じるなら、やはり同時に社会政策としての一般予防も
考えていく必要はありますけど刑罰にこの二つの効果を組み合わせて
最善の結果を追求するよりは凄くいい形の制度を考え付きそうでワクワクしてます。


  • 最後に

う、うん・・・えっと文章が難しいっていうのは二つの原因が考えられましてー
書き手の表現力不足と情報力不足ってのがあるんですよー。
今回の文章が難しかったとしたら書き手(つまり僕)の表現力不足は当然として
説明不足が原因なんですね、最初に謝りますごめんなさい。
もし、興味あるけど解らない!ってかたがいたら気軽にコメントください。
わかる範囲で頑張って調べて回答します。

*1:懲役刑とか罰金刑とか死刑とか禁錮とか