読書

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

大規模な自然災害による環境の激変、そして情報媒体としての
書物が失われた世界での少年3人とその他のお話。


書物が無くなる、概念が無くなる、発想が無くなる、
そして行為が無くなる。


その中で知る者が知らぬ者を欺き、行為を遂行する。
ある少年は答えを探してさまよい、
ある少年は黙々と自分の仕事をこなし、
ある少年は世界に背を向けられても必死で抵抗をする。


1人には何も変わらない日常が、1人には生きていく目的が、
1人には別れと希望が与えられる。
そんな素敵なお話でした。