何故彼は急に証言を覆したのか。
これは凄く簡単な理由です。
彼を弁護してる弁護士軍団も彼自身も彼が死刑になるのがいやだから。
順をおってみるとよく解ります。
- 地裁判決→無期懲役
この時は事実認定*1は争いませんでした。
- 高裁判決→無期懲役
この時も事実認定*2は争いませんでした。
何故かと言えば更生の可能性の認定がなされ、死刑は回避できたから。
死刑を回避できる以上争う必要が無い。
しかし、これに続いての最高裁にてこの元少年と弁護団に
とって思いも寄らぬ結果が待ち受けていました。
- 最高裁判決→高裁に差し戻し
この差し戻しというのはつまりは高裁までに出た判決の内容に
最高裁が実質的に意義を唱える判決なのです。
最高裁では本来法律の適合性しか判断することができず、
その少年の事実関係や更生可能性は判断しません。
なので、その判断に異論があるときには差し戻しした
高裁にて判断をもう一回促すのです。
そして、一度差し戻された以上前回と同じ結論になることは
まずありません。
つまり、最高裁は間接的な死刑を宣告したのです。
これに焦った弁護団や少年は地裁や高裁では争わずに認めた
事実関係の否定という悪あがきを始めたのです。
自分の思想を貫く為の悪あがきで被害者の心情を踏みにじり、人権侵害をする
"人権派"弁護士っておかしな存在ですね。