織田信成君問題の報道過剰

フィギュアスケートの織田信成君が飲酒運転で捕まりました。
 

フィギュアスケートホープ織田信成(20=関大)が27日未明、道路交通法違反(酒気帯び運転)の
疑いで検挙された。大阪市内で関大教授らと飲酒後、大阪・高槻市内をミニバイクで帰宅中に大阪府警高槻署の
飲酒検問で摘発された。同日午後に会見した織田は涙を流して謝罪。今日28日のアイスショー(長野)出演は
自粛し、当面は自宅で謹慎して日本スケート連盟の処分を待つ。戦国武将・織田信長の17代目の子孫として
注目される10年バンクーバー五輪の星が、自らの行為でつまずいた。

 制服姿で会見に現れた織田は、童顔を涙でくしゃくしゃにして謝罪した。「このたびは、支援や応援をしてくださった
たくさんの人の…」と切り出したが言葉に詰まり、うつむいて号泣。約20秒の沈黙の後、ハンカチで涙をぬぐい
「申し訳ございません」と声を絞り出した。


飲酒運転は危険を他者にも自分にも及ぼす、社会的に許されざる行為です。
それ故にそれを規制する法と人員がいます。
しかし、それを元に捕まえた人間に何を科すべきなのか?
それは二度と同じ過ちを犯さないように考え直させる犯罪の特別予防です。


有名人ということである意味晒し者にして、一般人の飲酒運転に対する意識を
少しでも引き上げようとするメディアの報道姿勢は理解はできますが、
その中で犯罪を犯した人間の再起の機会を奪うような事があってはなりません。


マスコミは一つの権力です。
マスコミが断罪した報道をすることがその対象に大きな影響を与えます。
故に断罪のケースは極力絞り、考えねばならないはずです。


今回のケースでここまで各メディアが過剰な報道をしてまで、
彼の断罪をしたことに社会的妥当性はあったのでしょうか。
答えは彼の今後の行動次第なのでしょうね。


願わくば考えを改め、再起した彼の素敵な演技がカナダで見れますように。